2023年とんぼたんぼ収穫祭 (実施報告)

コロナ感染防止のため会員(団体会員含む)と家族だけで行いました。一般市民参加はありません。

日時:2023年10月21日(土)9時~14時

晴天でしたが少し風が強いなか、新型コロナで中止して4年振りに収穫祭を実施しました。会員スタッフは9時に活動支援小屋前に集合して、用具・備品類を外に出しました。まずリヤカーに炊飯釜と今日の主役の「とんぼたんぼ産のコシヒカリ」を載せて、洗米組が対岸の野球場横の水場に出発。続いて北多摩南部建設事務所の軽バン車にカマド、テント、机や備品類を載せて会場まで運搬。

会場のとんぼたんぼ前の草っ原に参加受付テント、休憩用テントを設営して、炊飯・豚汁調理用のカマドなどを設置。早速、カマドに薪を入れて火を起こし炊飯、豚汁づくりを始めました。豚汁材料の野菜や肉などは、会員スタッフが刻んで持ち寄りました。

10時までには家族連れの会員も集合。子どもたちはふだん見ることがないカマドでの羽釜炊飯や大鍋での豚汁づくりに興味津々でした。11時過ぎには炊飯が完了。炊飯量は、羽釜3個でコシヒカリ7.5升、羽釜1個にコシヒカリ2升と黒米3合を混ぜて炊き上げました。

11時30分から食事会を開始。参加者は、おこげも出来て上手に炊き上がったコシヒカリを、塩おむすびにしたり海苔を巻いたりして味わいました。とんぼたんぼ産のコシヒカリはとても美味しいと評判でした。また大鍋2個につくった豚汁も美味しいとお代わりの行列ができるほどの人気で完食になりました。予定どおりの進行で13時に食事会を終了、参加者にコシヒカリと黒米をお土産に渡しました(家族参加者に4合、単身参加者に2合)。

続いて参加者で協力して後片付けを行い14時に終了、解散しました。参加者のみなさんからは、コシヒカリや豚汁が大変美味しく収穫祭が楽しかったと好評でした。参加者は大人41名、子ども29名、北多摩南部建設事務所職員2名の合計72

名でした。参加されたみなさん大変お疲れ様でした。 

 1月の塩水選、5月の田植え、9月の稲刈りと脱穀・唐箕、10月の籾摺り・精米と続いたとんぼたんぼのイベントも、今日の収穫祭の盛会で無事終了することができました。 

会員(賛助会員)と関係者のみなさまのご協力、ご支援のおかげです。ありがとうございました。

<当日の実施写真です>

(写真は田中さんの提供です)

**** 籾すり・精米作業報告です *****

10月11日に学芸大で「籾すり・精米」作業を行いました。量はコシヒカリ66.55kg(種籾用に別途520gの籾を保管)、黒米4.3kg、赤米1.15kgになりました。

学芸大環境教育センターの支援(籾すり・精米機の操作)と東京都北南建事務所の運搬車両提供と作業支援により、ぶじ終えることができました。参加されたみなさん大変お疲れ様でした。ご支援・ご協力いただいたみなさまありがとうございました。 



2023年とんぼたんぼ脱穀・唐箕 (実施報告)

コロナ感染防止のため会員(団体会員含む)と家族だけで行いました。一般市民参加はありません。

 日にち:2023年9月10日(日)

会員スタッフは8時30分に活動支援小屋前に集合。機材、物品等をとんぼたんぼまで運びました。会場設営と同時にはさに掛けた稲束の締め増しを行いました。

稲束をはさに掛けて天日干しを行うと、稲束は乾燥により細くなり締めた縄が緩くなります。緩んだ稲束のまま脱穀機に差し込むと危ないため、前日9日に締め増しを行いました。残されていたはさ掛け1列分の稲束を、朝から締め増ししました。

9時には家族連れの会員が集合しました。9時45分から作業要領と注意事項の説明後、脱穀作業※を始めました。今日は猛暑のなかの作業で、とても終わりそうにないとあきらめかけていましたが、参加者の頑張りで、脱穀は全て終えることができました。唐箕は一部残しましたが、「精米」機で解決してもらうことで、12時過ぎに作業を無事終えることができました。

参加者は大人29名、子供20名、北多摩南部建設事務所2名の合計51名でした。

今後は10月中に「精米」を実施し、11月中に「収穫祭」でみなさんと今回収穫したお米を美味しく味わいたいと思います。参加されたみなさん大変お疲れ様でした。 

 

脱穀は稲の穂先から籾(稲粒)を外す作業、唐箕(とうみ)は、脱穀の終わった籾に混じった藁くずやごみなどを風の力で吹き飛ばし、籾のみを選別する作業です。当会の木製脱穀機は、逆V字型の針金がたくさん付いた円筒を足踏み式ミシンのように踏み板で回して、回転する円筒の針金に稲束の穂先を引っ掛けて籾を外す古式な人力機械。木製の唐箕機も手回しのハンドルで風を起こす明治42年の古式製品です(写真参照)。

<当日の実施写真です>

(写真は田中さんの提供です)



2023年とんぼたんぼの稲刈り(実施報告)

コロナ感染防止のため会員(団体会員含む)と家族だけで行いました。一般市民参加はありません。

 日時:2023年9月2日(土)9時~13時終了 

今年の夏は記録的な猛暑が続いています。今日も朝からの暑さのなかで会員と家族で汗だくになりながら稲刈りを行いました。

会員スタッフで8時45分に活動支援小屋前に集合して、機材、物品等をリヤカーと北多摩南部建設事務所の軽バン車でとんぼたんぼまで運び、日蔭用の休憩テントも設営しました。

9時になると会員や家族が集合して、子どもたちはたんぼのなかをのぞき込み、おたまじゃくしや小魚に興味津々の様子でした。

開始時刻の10時までの間に、第二たんぼの東側に植えた古代米の赤米(あかごめ)100株を国分寺赤米プロジェクトの皆さんが刈り取りました。(https://akagome.tokyo/)

この赤米は稲茎の根元に鎌を入れるとその揺れで穂先から籾が落ちてしまうほど繊細なことが特徴です。

よってまず穂先だけを丁寧にハサミで切り取り、その後に稲茎を鎌で刈り取りました。また赤米の隣に植えた黒米も会員スタッフだけで先に刈り取りました。

10時になり鈴木代表から挨拶があり、熱中症に気をつけてくれぐれも無理をしないで欲しいと呼びかけました。

スタッフによる稲刈り要領の説明の後、参加者は第一たんぼに入りコシヒカリの稲刈りを開始しました。

長靴が泥んこのたんぼに埋まって自由が効かず大変な作業になりました。子どもたちは稲刈りと小魚取りに大忙しでした。

多めの休憩を取りながら、第一たんぼに続いて第二たんぼのコシヒカリに移り、ほぼ予定どおり12時に稲刈りを終了しました。

稲刈り終了後は稲穂を乾燥させるために稲束をはさに掛けて、さらにはさ掛けの稲に雨よけのカバーをかけて13時過ぎに片づけを終了しました。 

稲刈り参加者は大人41名、子ども36名、北多摩南部建設事務所職員2名の合計79名でした。

暑さの中で大変な作業になりましたが、途中で軽い熱中症気味の女子1名と手に持った鎌の先が足に当たり負傷した男子1名が出ましたがいずれも軽症でした。

参加のみなさま、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

<当日の実施写真です>

写真は田中さんの提供です。



2023年とんぼたんぼの田植え(実施報告)

コロナ感染防止のため会員(団体会員含む)と家族だけで行いました。一般市民参加はありません。

 日時:2023年5月14日(日)10時~12時終了 

前日の雨も上がった曇天のなかで、会員による田植え行いました。

 8時過ぎから会員スタッフは活動支援小屋から資材を搬出して田植え会場の準備を行いました。雨の心配もあり取り急ぎスタッフだけで第二たんぼの東側に古代米の赤米(あかごめ)と黒米の苗を植えました。赤米は国分寺赤米プロジェクトから100株ほど提供していただきプロジェクトのみなさんと一緒に植えました。 (https://akagome.tokyo/)

9時30分には家族連れの会員が集合、子どもたちも田植えを楽しみにしている様子でした。主催者の鈴木代表のあいさつと田路実行委員長の田植え要領の説明のあと、10時から田植えを始めました。

参加者は西側の第一たんぼと東側の第二たんぼに分かれて、一斉に長靴でたんぼに入り、スタッフのサポートを受けながらコシヒカリの苗を植えました。子どもたちも泥んこになりながら最後まで頑張りました。途中少し雨も降りましたが、休憩を取りながら、田植えは12時に無事終了しました。 

田植えの後は、参加希望者で会場横のブルーシートに車座になりお菓子と飲み物で反省会を行いました。

田植え参加者は大人51名、子ども35名、東京都北多摩南部建設事務所職員2名の88名でした。

参加のみなさま大変お疲れ様でした。苗の成長を見守ってください。 

<当日の実施写真です>

写真は田中さん、泉さんの提供です。



2023年の塩水選の実施報告(とんぼたんぼの新年の稲づくり)

今年もコロナ感染防止のため会員だけで行いました。

日時:2023年1月22日(日)午前9時30分~10時30分

場所:活動小屋の前(野川第一調節池西側あずまや前) 

新年最初の作業として、今年の田植えに使う苗用の良い種もみを選ぶための「塩水選」を行いました。

塩水選は稲のもみを塩水に浸けて、沈んだ重いもみを種もみに選ぶための作業です。最初、2Lのお湯で1.1kgの塩を溶かして、その後1Lのお湯を足し、さらに、1Lの水を足し、比重1.13になるようにしました。

比重測定は、新鮮な卵を浮かべて、傾斜を見て確認しました。確認後、種籾を入れて、浮いてくる種籾を、2度比重を変えて、選別しました。

参加者は19名(大人13名、子ども6名)でした。参加の皆様大変お疲れ様でした。

選別した種籾は、参加者が自宅に持ち帰って1か月ほど水替えを続けます。冷暗所に保管して10℃以下の水温で前半は週に3回、後半は週に1回水替えを行います。今年の収穫米の出来を左右する大事な作業が続きます。よろしくお願いいたします。

写真は田路さんの提供です。

 

塩水選作業

卵を浮かべて塩水の比重を計る

塩水に籾を浸けて沈んだものを種籾にする。